2度のテレビスペシャル(1980年 4月 2日、1980年 8月20日)と、劇場公開(1981年 7月)を経て、ファンの熱い要望に応え1983年1月より日本テレビ系列で放映された。
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放映日 | 目 次 | 作品タイトル | 脚 本 | 演 出 | 絵コンテ | ビデオ巻 | DVD巻 |
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1983年 1月10日 | 第1話 | キャプテン誕生 | 城山昇 | はしもとなおと | 出崎哲 | 第1巻 | vol.1 |
1983年 1月17日 | 第2話 | いよいよ初試合 | 城山昇 | はしもとなおと | 小和田良博 | ||
1983年 1月24日 | 第3話 | 強敵!金成中 | 城山昇 | 角田利隆 | 角田利隆 | ||
1983年 1月31日 | 第4話 | 結束 | 城山昇 | 角田利隆 | 角田利隆 | ||
1983年 2月 7日 | 第5話 | 対決!青葉学院 | 城山昇 | 小沢範久 | 永樹凡人 | 第2巻 | vol.2 |
1983年 2月14日 | 第6話 | ピンチ!墨谷ナイン | 城山昇 | はしもとなおと | はしもとなおと | ||
1983年 2月21日 | 第7話 | 勝利はいずれに | 城山昇 | はしもとなおと | 小和田良博 | ||
1983年 2月28日 | 第8話 | 再試合決定 | 藤川桂介 | 角田利隆 | 角田利隆 | ||
1983年 3月 7日 | 第9話 | キャプテンに続け!! | 城山昇 | 石田晋一 | 永樹凡人 | 第3巻 | vol.3 |
1983年 3月14日 | 第10話 | 谷口キャプテン登板 | 城山昇 | 角田利隆 | 吉田浩 | ||
1983年 3月21日 | 第11話 | 死闘!!9回の攻防 | 城山昇 | はしもとなおと | 小和田良博 | ||
1983年 3月28日 | 第12話 | 新キャプテンは誰に? | 城山昇 | 角田利隆 | 永樹凡人 | ||
1983年 4月 4日 | 第13話 | 丸井キャプテン奮戦! | 藤川桂介 | はしもとなおと | 出崎哲 | 第4巻 | vol.4 |
1983年 4月11日 | 第14話 | 先制2点を守れ!! | 藤川桂介 | 角田利隆 | 角田利隆 | ||
1983年 4月18日 | 第15話 | 再起を賭けた合宿 | 藤川桂介 | はしもとなおと | 小和田良博 | ||
1983年 4月25日 | 第16話 | 連続36試合! | 藤川桂介 | 石田晋一 | 永樹凡人 | ||
1983年 5月 2日 | 第17話 | 墨谷快進撃 | 城山昇 | 角田利隆 | 角田利隆 | 第5巻 | vol.5 |
1983年 5月 9日 | 第18話 | 宿敵青葉学院 | 城山昇 | はしもとなおと | 出崎哲 | ||
1983年 5月16日 | 第19話 | 死闘!18回 | 城山昇 | はしもとなおと | 出崎哲 | ||
1983年 5月23日 | 第20話 | 新キャプテンの初仕事 | 藤川桂介 | 角田利隆 | 永樹凡人 | ||
1983年 5月30日 | 第21話 | イガラシの特訓 | 藤川桂介 | 角田利隆 | 石田晋一 | vol.6 | |
1983年 6月 7日 | 第22話 | めざせ!選抜大会 | 城山昇 | 角田利隆 | 永樹凡人 | 第6巻 | |
1983年 6月14日 | 第23話 | 思わぬ伏兵 | 城山昇 | はしもとなおと | 出崎哲 | ||
1983年 6月21日 | 第24話 | 丸井先輩の助言 | 藤川桂介 | 角田利隆 | 角田利隆 | vol.7 | |
1983年 6月28日 | 第25話 | エース井口対イガラシ | 城山昇 | はしもとなおと | 永樹凡人 | ||
1983年 7月 4日 | 第26話 | 激突!九回裏 | 城山昇 | はしもとなおと | 出崎哲 |
ビデオリスト(全6巻)
DVDリスト(全7巻)
個性を描いた…
ちばあきお
人にはそれぞれ、個性があるでしょう。それで"キャプテン"という形で、いろんなタイプの人間を描こうと思ってやったのが『キャプテン』なんです。だから谷口のほかに、ちがった個性の"キャプテン"がでてきます。
舞台設定や谷口のモデルなどについて、よくきかれるんですが、ぼくは小さいころ、浅草の近くに住んでいたので、しぜんと下町が舞台になるようです。
そのころのスポーツといえば、野球が大人気で、よくあそんだ友だちに大工さんの子どもがいて、それが谷口のモデルといえば、いえるかもしれません。
ストーリーについていえば、しぜんな試合運びに、もりあげをどうもっていくかに、気を配りましたが、うまく表現できたかどうか、不安です。
アニメは試写でみたのですが、きめ細かく作られていて、大変おもしろかった。漫画とともに楽しんでください。
(月刊少年ジャンプ1983年2月特大号『キャプテン』TVアニメ化記念緊急連載特集より)
TV制作現場から
名作『キャプテン』がアニメになるのは、ほんとはこれが四回め。でも、連続ものになるのは今回がはじめて。
三十分番組だと約四千五百枚から六千枚の絵を使うから、しめきり近くになると、大勢のスタッフがテンテコマイの大いそがし。
声優さんは谷口たちとおなじ中学生にがんばってもらったが、ただひとり四人めのキャプテン・近藤だけはイメージがあわず、おとなの声優さんだ。ちなみに青葉の監督は「刑事コジャック」の声の森山周一郎さん。
谷口たちは、やがて宿敵青葉中と対戦するが、下手投げのエース佐野の投球フォームは、なんと阪神の小林投手ソックリ。江田川のエースは江夏投手っぽくできている。
打者がバッターボックスに立ったらちょっと気をつけてみてみよう。掛布、篠塚、原選手などによくにたフォームの選手たちが、つぎつぎとでてくる楽しみもあるぞ。
(月刊少年ジャンプ1983年2月特大号『キャプテン』TVアニメ化記念緊急連載特集より)
水野晴郎のちょっとひとこと
主人公のキャプテンが名門青葉の二軍の補欠からでて、青葉と対等以上に戦うほどになっていきます。
人間は形じゃない。内側からの努力なんです。アニメの中でキャプテンがいっていました。素質も才能もないものはこうするしかない! わたしは思います。ひとりひとり素質、才能はちがうんです。でも、そのちがう才能をのばし発揮するのは、努力なんですね。その努力が、人間を内側から大きくしていくんですね。
ここにもうひとつ、チームにおける人間の指導力の意味まで、語っているように思えます。
きょうなにかをやった、きのうより大きくなった、その自覚ができる努力をすることが青春なんですね。その純粋な青春の姿が描かれているからこそ、わたしたちは涙をながすんですね。
(月刊少年ジャンプ1983年2月特大号『キャプテン』TVアニメ化記念緊急連載特集より)