キャプテン
月刊コミック特盛

キャプテン イガラシ編②

―泥まみれの決戦の章―


月刊コミック特盛2003年 5月号

発行日:2003年 5月 1日
出版社:ホーム社

作品タイトル 掲載誌 コミックス JCS 愛蔵版 文庫版
第34話 特訓また特訓の巻 月刊少年ジャンプ1974年 9月号 JC第10巻 JCS
第6巻
愛蔵版
第6巻
文庫版
第6巻
第35話 めざせ! 選抜大会の巻 月刊少年ジャンプ1974年10月号 JC第11巻
第36話 泣くな墨谷ナインの巻 月刊少年ジャンプ1974年11月号
第37話 燃えるイガラシの巻 月刊少年ジャンプ1974年12月号 JCS
第7巻
愛蔵版
第7巻
文庫版
第7巻


キャプテンの風景E担当編集者が語る制作秘話

担当者にわかるようでは…

 ちばさんを担当していた頃から、もう三十年も経つのか。だんだんと彼との思い出も、記憶の向こうに消えていく。
 ディテールにこだわり、妥協をゆるさない彼の執筆姿勢は、悪戦苦闘の連続だった。今回の春の選抜大会に向けてのイガラシの猛特訓のシーンは、彼自身を奮いたたせるために描いているのかと思うほどだ。
 あまりの特訓のやり方に、心配した松尾選手の母親の提言で、野球部のあり方を協議するために、部員の親たちが集まる。ここで平凡な担当編集者は、ストーリーの先を予測した。
 もともと野球好きな松尾は、猛特訓にも耐え、学業と両立させて頑張る。その姿を見て母親の方が折れる…。
 だが、ちばさんは見事に編集者の予測を裏切った。特訓の最中、ある選手の素振りのバットがスッポぬけ、それが松尾の頭に当たり大騒ぎになるシチュエーションを作る。それがもとで選抜大会は棄権する。
 ちばさんは、マヌケな編集者の方を向き、「まず編集者の考えていそうなストーリーの裏をかかなくちゃね」と、いたずらっぽくニヤッと笑った。


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