特訓無名の墨谷二中の野球部にある日、 野球の名門・青葉学院から二年生の転校生がやってきた。名前は谷口タカオ。といっても彼は青葉では二軍の補欠、レギュラーなど夢のまた夢という選手だった。ところが青葉のユニフォームを着た彼は青葉のレギュラー選手が転校してきたとかんちがいされてしまう…… 放課後
谷口「あのう、すみません、や、野球部の練習場はどこでしょうか?」グランドにいた一年生らしい野球部員に声をかけ、入部したいことを伝えてほしいことをつげた。
生徒「この校舎のうらがわだよ、そこのろうかをまっすぐいって右がわ。」
谷口「ありがとう。」
谷口「あ、あの、ちょっと」
丸井「なんスか?」
谷口「キャプテンにあいたいんですけど。」
丸井「キャプテン?キャプテンは選抜ででかけてますが…」
谷口「じゃあ副キャプテンは?」
丸井「ほら!あそこでノックをしている人がそうス。」
丸井「あのー先輩…」副キャプテン中村がノックをしているあいだ、谷口は入部届けをにぎりしめ、ベンチに腰をかけてシートノック練習を見ていた。谷口は「この学校だったらなんとかやっていけそうだ。一生懸命やればレギュラーだってなれるかもしれない。」そんなことを考えながら練習をみていた。
中村「ちょっとまってろ!」
谷口「は、はい。」
☆名場面☆ | ☆名台詞☆ |
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「決勝戦に向けて」 | 「おれみたいに素質も才能もないものはこうやるしか方法はないんだ。」 |
「対青葉再試合決定」 | 「キャプテンはやることがなんであろうとあきらめやしない!最後まですてやしないじゃないか!」 |
「チームワーク」 | 「キャプテンになってくれとたのんだのはおれたちみんなじゃないか、そのキャプテンを信じられないのかよ。」 |
「谷口の苦悩」 | 「丸井、おれはもうだめなんだ。」 |
「春の選抜大会」 | 「おれはしょせんキャプテンなんかやるガラじゃねえんだ…。なんてダメな男だ…。」 |