この作品は、周旋屋の手違いから、同じ別荘の部屋を真ん中から二つに仕切って夏休みを過ごすことになった二組の家庭のお話である。
武少年の家庭は、夫婦げんかも娯楽の一つというような父親と母親で、武は遊び大好き少年。桜子の家庭は、ご主人、奥さまと呼ぶのがふさわしい夫婦。桜子は母親のいいつけを守り、勉強に追われているお嬢さん。最初はギクシャクしていたが、気さくな武の両親の人の良さと、武によって、自然の美しさや楽しさを知り明るくなった桜子を見て、桜子の両親もうちとけて仲良しになる。
幸せは人と人とのからみ、夫婦、親子、そして知人たち。また来年の夏ここに来ようね、と約束して別れた、武と桜子。
「なかよし」(講談社)1969年(昭和44年)8月増刊号掲載
発 行 日 | 作 品 タ イ ト ル | 発行社 | 備考 |
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1995年 7月24日 | 『ちばあきお名作集 短編集3「気になるあの子」』 | ホーム社 | JCS |