キャプテン フォークグループ クラフトさん
ジャンプ・コミックス

手本にしたいチームワーク

フォークグループ クラフト

(三井誠、森谷有孝、松藤一美、浜田金吾)

コミックス『キャプテン』第12巻

 こんにちは。ハートでせまるクラフトです。
 ぼくらは、みんな野球ファン。そしてもちろん『キャプテン』の大ファン。
 では、まずぼく、リーダーの三井誠から『キャプテン』のすばらしさをひとこと。ここには、ぼくのめざす理想のチームワークがありますね。
 監督のいないチームをまとめるキャプテンの、いいたいことをずばりといってのける自信は、チームのことを人一倍、思っているからなんででしょうね。
 そんな意志力が、ナインにも伝わっているようで、リーダーとして、ひとごととは思えないなあ。こんなところで、つぎは、森谷有孝くん、どうぞ。
 ぼくは、中学、高校と野球部にはいっていたんだけど、ことばが少なくても選手たちの心理が、拍手をしたいくらい、よくわかった。
 今も事務所のチームで、野球はしているけど、『キャプテン』を読んでいると野球ひとすじにうちこんでいたころを思い出して、とてもなつかしいなあ。
 とくに感動したのは、青葉中との18回の死闘、あの興奮はまさにぼくらが求めているうけにつうじると思うね。
 つづいて、松崎一美です。ぼくは野球をよくは知らないんですが、この本はいったんページをめくると、どんどん引きこまれて、さいごまで一気に読んでしまいました。登場人物の表情が、とてもゆたかで楽しい漫画です。
 野球のことは知らなくても、グループの一員として持つべき連帯感と、青春の目標みたいなものを、教えられたような気がします。
 さて、いよいよ四番バッター、浜田金吾の登場です。なんちゃって。
 これほど短時間で読めて、ほのぼのとした感動をおぼえる漫画は、めずらしいね。さわやかな内容に、さいきん失われがちな、純粋さ、すなおさを、よびもどされたような気がしたなぁ。
 谷口、丸井、イガラシの三人のキャプテンは、ともにスマートなヒーローではないけど、ひたむきな努力が、ナインに絶対的な支持をえている。
 はるの選抜出場の希望を失っても、ナインがくちをそろえて「夏があるさ」というところなんか、もうしびれまくったね。ハイ、リーダー、しめをどうぞ。
 なるほどねえ、みんないいこというね。とにかくぼくら四人は、『キャプテン』にぞっこんなのです。


 いよいよ野球のシーズンがやってきました。今年こそはと、試合の数日前からバッティングセンターにかよったりしたのですが、三試合がすんで、いまだノーヒットという惨たんたる成績です。
 数日前からの打ちこみも、手にできたマメをつぶしただけで、付け焼き刃にもならなかったようです。野球に限らず、スポーツは、つね日頃の練習が大切だと、しみじみ感じさせられました。(ちばあきお)
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