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サードとピッチャー。
なんのことか、わかるかな!?
墨高・谷口君のポジションでもあり、そして、また、ぼくのポジションなのだ。
谷口くんもうまいが、ぼくもうまい!(本人がいうのだから間違いない)
歌のあい間の暇をみつけて、プロダクションの人たちや、ファンの人たちといっしょに野球をやる。これが、なにより楽しい。
旅に出るときなど、野球道具をもって出かけるほどの野球好きなんだ。五木ひろしさんや沢田研二さんのチームとも試合をしたりする。成績はまあまあってところかな。
それにしても、墨高は強い。その強さには裏づけがある。
たとえば十七巻の中で、専修館のピッチャーを打ちくずすところ。東実がくれたメモを見て、谷口がいろいろ考える。ナインも、その謎の東実のメモについて思案する。
なぜ、ベース寄りに、しかもキャッチャー寄りに立つのか!?
ふと、島田が気づく。専修館のピッチャーは切れのいいカーブをもっている。ところが、ベース寄り、キャッチャー寄りに立つと、その得意のカーブがあまり投げられなくなる。デッドボールになりやすいからだ。
そのことに気づいて以来、墨高はとたんに活気づく。
こうして、苦境に立たされた墨谷は、ピンチを切り抜けていく。これが墨高の強さの秘訣なのだろう。
歌を歌うことだって同じことだ。
チャンスもあれば、ピンチもある。ピンチを打開していくのは、この墨校の執念だ。ぼくも、墨高魂を見習って、がんばりたい。みなさんもがんばってください。