キャプテン 歌手 太川陽介さん
ジャンプ・コミックス

野球では練習が一番大切…!

歌手 太川陽介
コミックス『プレイボール』第18巻

 まず第一は練習だ。
 アマチュア野球だって、実力の世界なのだ。
 そういうぼくには、ニガイ思い出がある。丹後(京都府北部)の大宮中学校野球部時代、ぼくは巨人の長島選手(今は監督だけど)の大ファンだった。だから野球をするなら、四番でサードでなくちゃ気がすまなかった。でもここで強敵があらわれた。ぼくみたいに、四番でサードをやりたい男がもうひとりいたのだ。
 話し合ったけれどダメで、とうとうサード争いの守備くらべをすることになった。その結果、ぼくはかれに負けてしまった。おかげでぼくは、二番セカンドになってしまったのだ。そいつにはゼッタイ負けない自信があったのに……。
 あとになってきいたら、そいつは秘かに猛練習していたというではないか。大切なのは練習なのだ。
 一度失なったポジションをもう一度獲得するのは、大変なことだと思う。ぼくはずうっと二番でセカンドのままだった。谷口くんみたいに、指を骨折しながらもまたよみがえるなどというのは、奇跡にちかいのだ。これもやっぱり、練習しかないのだろう。
 谷口くんをみていると、自分の才能を過信しておごったりは決っしてしない。いつも、練習をつみかさねて谷口くんはポジションを獲得し、さらに主将となってチームを今のように強くしても、まだ練習をやめない。練習の大切さを谷口くんはおしえてくれる。
 ぼくは今、ただひたすらに、歌手としてバク進中、谷口くんに負けないよう、歌の猛練習の毎日です。谷口くん、ぼくの分まで、甲子園めざしてガンバッてください。


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