キャプテン ヤクルトスワローズ 杉浦享さん
ジャンプ・コミックス

野球=個性+努力

ヤクルトスワローズ 杉浦享
コミックス『プレイボール』第19巻

 野球には、チームワークが一番大切だ。
 ぼくの中学、高校時代には、自分がいつもチームの中心になりたくて、なにをしてもチームで負けないよう、自分勝手なことをしていました。
 いかに自分を殺すことができるか!
 これはアマチュア野球にとって、一番困難な問題だと思います。自分を殺す、ということは、なにか機械が野球をするように思えますが、自分の個性を生かすという意味では、また楽しいことだと思います。
 そうすることにより、試合の流れとチームの勝利に結びつきます。
 ぼくは、谷口くんの中学時代(『キャプテン』)からの愛読者ですが、自分をあまやかすことなく、猛練習に明け暮れ、勝ち進んでいくこの『プレイボール』にも胸をワクワクさせています。
 また、わたしの野球人生において考えさせられる場面も数多くあります。
 時には、わたしの高校時代を思いだし、谷口くんのような野球魂をもってプレイに、練習に励んでいれば……など、自分の歩んできた道を、なつかしんだり、くやんだりします。
 この巻では、一応試合の方はお休みという感じですが、次の巻からは、また熱気あふれる試合が展開されることでしょう。
 次の巻を楽しみにしています。
 谷口くん、そして墨高ナインのみなさん。あくまでチームワークを忘れずに、甲子園目ざして頑張ってください。応援しています。


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