キャプテン
月刊コミック特盛

キャプテン イガラシ編⑫&近藤編① 

―死闘のはてにの章&キャプテンはつらいよの章―


月刊コミック特盛2004年 3月号

発行日:2004年 3月 1日
出版社:ホーム社

作品タイトル 掲載誌 コミックス JCS 愛蔵版 文庫版
第68話 試合中断のあとでの巻 月刊少年ジャンプ1977年 9月号 JC第22巻 JCS
第13巻
愛蔵版
第13巻
文庫版
第13巻
第69話 死闘の果てにの巻 月刊少年ジャンプ1977年10月号
第70話 キャプテンはつらいよの巻 月刊少年ジャンプ1977年12月号
第71話 新キャプテン始動すの巻 月刊少年ジャンプ1978年 1月号 JC第23巻


キャプテンの風景L担当編集者が語る制作秘話

キャプテンのモデル

 谷口、丸井、イガラシ、近藤と、キャプテンが交代していくんだけど、以前どこかに書いた記憶もあるが『キャプテン』の最初の構想は、色んなジャンルのスポーツのキャプテン像を描くことだった。だが、『キャプテン』が大好評だったので、やめられなくなり、野球部の中で、色んなキャプテン像を描くことになったのだと思う。
 それぞれのキャプテンには、モデルとおぼしき人がいる。谷口、丸井はさておき、イガラシは、ちばさんが尊敬する編集者で、現在は重職におられる講談社のI氏だと、ちばさんから聞いた。さて近藤だけど、このモデルは誰か? 実はぼくも記憶は定かではない。当時、ぼくも仕事が忙しく、フリーの編集者にちばさんの担当を手伝ってもらったことがある。この人がヒョーキンな人で、その人をモデルにしたとちばさんから聞いたような、そうでないような…記憶はアイマイである。その人も年はとったが今でもヒョーキンで、驚いたことに編集プロダクションの社長になり、忙しく飛び回っている。人生わからないものです。
 それで『キャプテン』は七年連載し、近藤で終わる。連載が順風満帆にいったわけではない。特に「週刊少年ジャンプ」で『プレイボール』が始まり、最初の頃は元気いっぱいのちばさんも、中学、高校の違いはあれ、同じ野球漫画、物語の運びをどう区別していこうかと苦しみ、傍で見ていても、その仕事ぶりは壮絶な戦いであった。「もう終わりにしようか」という話もまま出たが、その頃のちばさんの姿を思い浮かべると、辛くて思い出したくないのが本当のところです。


キャプテンフォーラムへ
TOP PAGE