キャプテン
ジャンプ・コミックス・セレクション

ちばあきおのすべて

――「キャプテン」から「チャンプ」までの軌跡


ちばあきおのすべて

発行日:1994年 9月24日
出版社:ホーム社

Page目次
巻頭スペシャルカラー ちばあきおギャラリー
021◇弟・ちばあきおのこと −苦しみを分かちあう漫画家仲間だった− ちばてつや
025『がんばらなくっちゃ』(別冊少年ジャンプ1973年 2月号)
057『サブとチビ』(なかよし(講談社)1967年12月号)
085 『犬と少年』(サイレント漫画、掲載誌不明)
093 ちばあきお小論 −人間を見つめる温かいまなざし− 漫画評論家 はせひろとし
097 さわやか先生大すき(月刊少年ジャンプ1984年12月号)
129 元アシスタント座談会 我らが青春のちばあきお 
江田二三夫・島田賢司・多賀慎治・あいきさだむ・高橋広・なかいま強
139 回想ちばあきおちばあきおが通り過ぎていった
作品の底に流れるあたたかさ漫画家 赤塚不二夫
君の力を今ほど借りたい時はない漫画家 水島新司
あきおさんの思い出は笑顔ばかり漫画家 永井豪
ちばあきおの漫画は本物である漫画家 本宮ひろ志
残された私はただかなしいだけ漫画家 政岡としや
笑顔…時にはそれが怖かった漫画原作者 武論尊
作品の″核″はチームワーク漫画家 秋本治
作品の清しさが魅力タレント 武田鉄也
祝勝会に届いた悲報TV解説者 浜田剛史
145 ちばあきお思い出アルバム
153 『いってきま〜す』(デラックスサンデー(小学館)1970年 5月号)
169 『みちくさ』(別冊少年サンデー(小学館)1972年 1月号)
217 『キャプテン』大辞典 燃えろ 墨谷二中!!●キャラクター名鑑●墨谷二中熱戦譜
234 復刻!!コミックス巻末愛読者コーナー 我らの『キャプテン』賛歌
おなじ苦しみをもつ仲間――弟・あきおのおいたち 漫画家 ちばてつや
そろいもそろって全員 野球バカ!ドリフターズ いかりや長介
最高の参考書!!歌手 フィンガー5
谷口よ、ガンバリぬいて輝く墨谷二中の星となれフォークグループ 海援隊
いつまでも書き続けてくださいフォーク歌手 泉谷しげる
やっぱり すばらしい『キャプテン』フォークグループ バンバン
野球と音楽が共存するステージ! チューリップ 安部俊幸
やさしくされるともうメロメロ!!グレープ さだまさし・吉田正美
『キャプテン』はまんが界の主将だ!!フォークグループ ガロ
精一杯やるってことが大事なんだ山本コウタローとウィークエンド
アンタ、キャプテンにほれてるね!歌手 ダウンタウン・ブギウギ・バンド
チームが苦しいとき頑張るのがキャプテンだ巨人軍 王貞治
人間味あふれるキャプテンたち… 漫画家 ちばあきお
241 描き下ろし漫画『その後の谷口くん』原作・七三太朗 漫画・高橋広
272 兄・あきおの思い出 ―ひょうきんさと優しさと― 七三太郎(本名・千葉樹之)
273 ちばあきおの40年●作品解説&ダイジェスト●年譜&作品リスト
289 あとがき ちばさんのこと、「キャプテン」のこと 元『月刊少年ジャンプ』編集部 谷口忠男


「その後の谷口くん」のこと

七三太朗

 ちばあきおの作品は、兄あきおとの共同作業ではあったが、その後の谷口くんの将来については、彼の意向がどこにあったのか、余りに先の話のことで、打合せをしたことがない。担当編集者には冗談まじりで、大学の野球部に入れ、そのあとプロ野球で活躍させようか、と話していたと聞くが、どこまで本気だったのか。
 今回、あきおの特集を組むさい、その後の谷口くんはどうなったのか、という趣旨で話を書いてもらえないか、という依頼があったが、先にも言ったように、谷口くんの本当の将来のことはわからない。だからこの話は、ぼくひとりが空想した「その後の谷口くん」であることを、あらかじめお断りしておきたい。


 収録作品のうち「さわやか先生大すき」は高橋広、江田二三夫、多賀慎治、あいきさだむ、島田賢司、なかいま強、各あきお先生のアシスタントをつとめた先生方があきお先生の想い出を表現した読み切りマンガです。
 「その後の谷口くん」は原作・七三太朗、漫画・高橋広のコンビで作られた大人になった谷口くんの物語です。大人になった丸井が墨谷二中の野球部監督をしていて、そこに谷口くんの息子タダオくんが入部してくるといった話の漫画です。この漫画はなかなかのいい雰囲気を出していると自分は思っています。ちなみに大人になった谷口くんは工務店を経営しています。(Oz)
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